「障害は個性」「発達障害の子は天才」
こんな言葉を聞くたびに言いようのない違和感を感じてきました。実際、当事者の方が聞くと首を傾げる言葉です。
障害とは何なのか…?
今では
障害とは個人に内包されているものではなく、不利益・困難の原因は「多数派」仕様に作られた社会の作りや仕組みに原因があるという考え方が一般的になりつつあります。
(このような考えを社会モデルといいます。)だからこそ、社会によってそれらを解決しなければいけません。
「障害は個性」「発達障害の子は天才」
こういった考えは一見すると聞こえがいいです。しかし、差別と結びやすい危険な考え方だと思います。
「障害は個性だから、個人(またその家族)がなんとかするもの。」
「発達障害は天才。私たちとは別物。」
正しい理解がないと、このような差別的思想が蔓延する危険性があります。
そもそも
「障害は個性」「発達障害の子は天才」
このような言葉は当事者の方以外は口にするべきではないと思うのです。
学習障害の子どもたちの苦しみを描いた「MICAL」では、学習障害の子が社会的障壁によって苦しんでいる姿が描かれています。
無知は差別を生みます。
発達障害を含め、あらゆる障害は社会で解決しなければいけない課題です。